2006'10.07 (Sat)

ちいさいおうち

ちいさいおうちちいさいおうち
ばーじにあ・りー・ばーとん いしい ももこ

岩波書店 1965-12
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いなかの静かな所に建っていたちいさいおうち。

小さいお家の周りでは季節の移り変わりこそがおおきな出来事。
春の香り。夏の木々。秋の黄色い景色。冬の白い世界・・

四季の移り変わりを楽しみながら、小さいお家は、ちょっと町への憧れも持っていました。

ところがある日、田舎の道に道路が出来、車が通り、アパートが建ち、夜になっても明かりの消えない毎日になります。
小さいお家は、ここがあまり好きにはなれないような気がしました。
そのうち、駅が出来、電車が走り始めます。
お日様もお月様もほとんど見えない毎日に、ちいさいおうちはしょんぼりとしてしまいます。

そして月日が流れ、小さいお家にだれも住む人がいなくなって、ぼろぼろになった頃、この小さいお家を建てた人の孫の孫の孫が訪ねてきて、このちいさいおうちを田舎へ引越しさせてくれました。

ちいさいおうちは、また幸せになれました。。。


この絵本は、自分たちの都合のいい方へと、自然を破壊していく人間への警告ともとれる絵本です。
「ちいさいおうち」は一時は町への憧れも抱くけど、そこには四季もなく、綺麗な空気もなく、騒々しいだけで、そんな毎日が嫌になります。
でも自分では移動することもできません。家ですから・・

私たちも、これからこの地球で生きていく子供たちのためにも、便利というだけで自然を破壊していくのではなく、もっと違う豊かさを探していかないといけない気がしますね。

テーマ : 絵本 - ジャンル : 本・雑誌

09:40  |  私の好きな絵本  |  TB(0)  |  CM(4)  |  EDIT  |  ↑Top

Comment

うわぁ、これは子供より先に大人が読まなければいけない絵本だねー。
住居を考えた時、ついつい便利さを考えてしまうし、人間のそんな欲望のために、環境はどんどん破壊されていくけど、それが本当に人を幸せにしているのかもう1度考えさせられる絵本だね。自然と共存する幸せを日々感じられる余裕のある人になりたい・・・・な。
nanamama | 2006年10月07日(土) 22:59 | URL | コメント編集

大好きな絵本です!

だんだん都会に変わっていく風景、落ちぶれていくおうち、見につまされるものがあります。
それに対して、自然の美しいこと!
教訓めいた言葉はなくても、心にせまってくる素晴らしい絵本よね!
表紙がぼろぼろになってしまったけれど、永久保存するつもりです。

あのおうちの表情がかわいくて好きi-80
sara | 2006年10月07日(土) 23:48 | URL | コメント編集

nanamamaへ

奥が深い絵本ですよ。お勧めします。ちょっと、お話が長いから、もう少し娘さんが大きくなってからのほうがいいかも・・

子供が産まれると、今まで感心の薄かった環境のこととかも考えるようになるよね。良い意味で豊かな未来になるように。
@みかづき | 2006年10月08日(日) 06:48 | URL | コメント編集

saraさんへ

お家の表情も変わってくんですよね。私も好きです♪

そうそう、教訓めいてない所が良いね、同感。でも読むとすごく考えさせられるから。
絵も迫り来るものじゃないのに、ほんわかとしているのに、グッとくる・・・ステキな絵本よね!!
@みかづき | 2006年10月08日(日) 06:51 | URL | コメント編集

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